日本人なら誰もが知る物語。
全文を読んだことがなくても誰もが知っている、それが「平家物語」ではないでしょうか。
平家物語は学校でほぼほぼ出てきたことでしょう。(年齢によって小中高と習うタイミングは違うようです)
そんな古典物語の「平家物語」がアニメ化されることになりました!
2022年1月~3月にかけてフジテレビ「+Ultra」にて放送なのですが・・・
FODプレミアム(フジテレビオンデマンド)アニメ化された「平家物語」あらすじ
《祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす》
時は平安時代末期。
平家一族は平清盛を筆頭に、権力・武力と、社会のすべてを手中におさめようとしていた。
平清盛の息子、平重盛は亡者を見ることができる不思議な力がある。
ある時平重盛は、未来を見る目をもつ琵琶法師の少女「びわ」に出会う。
そして彼女はこう予言した「お前たちはじき滅びる」と。
貴族社会から武家社会へと変わる時代の転換点を描いた歴史的物語。
古典「平家物語」について
平家物語、学生の頃に冒頭を覚えた経験がある人は多いでしょうし、これから覚える人も多いでしょう。
平家物語は作者不明とされており、琵琶法師によって語られた平家の隆盛と衰退の話。
源氏を倒し力を持っていた平家。
ですが「盛者必衰の理をあらはす」とはじまるように、平家は破れてしまいます。
源氏と平氏の戦いを描いたと思われがちな平家物語ですが、平家物語にはそのほかのシーンも描かれています。
木曽義仲と巴御前
木曽義仲と言えば、源氏の武将、源義仲のこと。
平家打倒に大きな功績をあげた人物です。
ですが源頼朝は義経を含めて、自軍で戦った仲間や兄弟も殺してしまいます。
追われた人物の一人が木曾義仲で、巴御前は木曾義仲と共に戦った女武将。
平家物語と言っても、このように源氏の話もでてくるんですね。
ちなみに、頼朝の命で義仲を討つのは義経ですが、彼もまた討たれることになり、源氏も滅びの道に行くことになるんですね。
妖怪退治まで出てくる平家物語
平家物語の中には妖怪退治の話まで出てきます。
平家物語第4巻のなかに、鵺(ぬえ)という章があります。
近年ではアニメやゲームでも鵺が登場することが多いので、想像できる人もいるでしょう。
鵺というのは頭は猿、体は狸、尾は蛇、手足は虎の姿をした妖怪で、鳴き声がぬえに似ていたといいます。
このように、平家物語と言っても、源氏と平氏の戦いの話だけではないんですね。
アニメ「平家物語」は古川日出男訳のもの
今回放送されるアニメ「平家物語」は古川日出男氏が訳したもの。
河出書房新社から出版されている、全900ページを超えるものになります。
古川日出男氏は福島県に生まれ、1998年に「13」で小説家デビュー。
2001年に「アラビアの夜の種族」で日本推理作家協会賞と日本SF大賞をダブル受賞し、2006年には「LOVE」で三島由紀夫賞を受賞など、その後もたくさんの賞を取っています。
今回放送される「平家物語」はそんな古川日出男氏の訳したものです。
アニメ「平家物語」をいち早く観る方法は・・
アニメ「平家物語」は2022年1月よりフジテレビ「+Ultra」にて放送されます。
ですがフジテレビ公式動画配信サービス【FODプレミアム】にて2021年9月16日より先行放送されます!
FODプレミアムは月額976円(税込み)で利用できるサービスです。
FODプレミアムはドラマや映画のみでなく、100誌以上の雑誌が読み放題になります。
そして8の付く日(8日・18日・28日)には、ログインするだけで400円分相当のポイントをもらえるため、新作のレンタルや漫画のレンタルにも使用できます。
月額料金以上にポイントがたまるので、かなりお得に使うことができます。
そしてこのサービスはフジテレビが運営しているため、昔のVHSの頃の作品も豊富に取り揃えられており、懐かしの名作を楽しみたい人には特におすすめです。

アニメ「平家物語」キャスト・スタッフ
それではキャストとスタッフを紹介していきます。
キャストについては、配役が分かり次第随時追記していきます。
キャスト
悠木碧
櫻井孝宏
早見沙織
玄田哲章
千葉繁
井上喜久子
入野自由
小林由美子
岡本信彦
花江夏樹
村瀬歩
西山宏太朗
檜山修之
木村昴
宮崎遊
水瀬いのり
杉田智和
梶裕貴
スタッフ
原作:古川日出男訳「平家物語」河出書房新社刊
監督:山田尚子
脚本:吉田玲子
キャラクター原案:高野文子
音楽:牛尾憲輔
アニメーション制作:サイエンスSARU
キャラクターデザイン:小島崇史
歴史監修:佐多芳彦
琵琶監修:後藤幸浩
アニメ「平家物語」まとめ
日本の古典文学であり、誰もが一度は冒頭覚えをした(する)であろう「平家物語」
そんな平家物語がアニメ化されることになり、今からワクワクしています!
平家の盛衰を描いたこの作品、これがどのようにアニメになり、今後古典文学のアニメ化にどんな影響を与えるのか、注目していきたいと思います。