後悔していることはありますか？
私はあります、あの時こうしていたら、こうしなければ。
「小林さんちのメイドラゴンS」も第8話になり、メイドラゴンならではの面白さが際立っています。
特に心理描写を描くのが京都アニメーションはうまいですね。表情の変化やトーンの変え方。
この記事は「小林さんちのメイドラゴンS」第8話のあらすじとネタバレ・レビューを書いています。
それでは「小林さんちのメイドラゴンS」第8話世界に一つだけの（好きな言葉を続けてください）、あらすじとネタバレ・レビューをどうぞ。
「小林さんちのメイドラゴンS」を見るならdアニメストアがおすすめ！
「小林さんちのメイドラゴンS」第8話あらすじ
【前半】父の日のプレゼントを作ろうとする翔太君。
作ろうとするのはなんとタリスマン（魔術的お守り）
自分一人の力で作り上げるのだと意気込む翔太君ですが、なかなかうまくいかない。
父の日のプレゼント、作り上げられるのか？
【中盤】普段元気でしっかりしている印象の小林さん。
そんな小林さんが風邪をひいて高熱を出してしまった。
人間の弱さ、脆さを知っているけれど、真逆の強さを持つドラゴンのトールは知っているからこそ不安になる。
このまま死んでしまうんではないか・・・。
そしてトールは小林さんを助けるために行動を起こす。
【後半】イルルが働くおぼろ商店に人形が忘れられていた。
持ち主を探そうとするイルル。
必死に聞きこみをして持ち主を探すのだが、見つからない。
イルル自身の過去の後悔からどうしても持ち主を見つけたい。
果たして持ち主は見つかるのか・・・。
「小林さんちのメイドラゴンS」第8話ネタバレと感想・レビュー
それでは「小林さんちのメイドラゴンS」第8話のネタバレと感想・レビューです。
滝谷さんのセリフ「作り手の気持ちを考えてみるといいよ」
父の日のプレゼントにタリスマンを作ろうとする翔太君に、滝谷さんがするアドバイス。
「作り手の気持ちを考えてみるといいよ」
滝谷さん自身、普段は作る側の人間でいつもそこで悩んでいる（ファフニールさん談）
このヒントが翔太君が最後の一歩を超えるきっかけになります。
作り手の気持ち、その言葉からタリスマンの作り方を書いていた本の著者のいた環境や背景を考えた翔太君。
恐ろしい小学生ですね。
ですが作り手の気持ちを考えてみるといいよという一言って面白いですよね。
相手のことを考えると、それまでに見えていなかったものが見えてくる。
表面だけ見ていたら見えない背景が見える。
大事なことだなって思います。
命の価値観
トールを含めドラゴンの命の価値観や、生命としての丈夫さは人間とは違う。
それゆえにトールは小林さんの体調不良に初めて直面し、どうしたらいいかわからない。
価値観は人それぞれですが、生物の違いの価値観はまた大きいですね。
高熱を出して苦しむ小林さんの姿は、圧倒的に強い存在のドラゴンのトールにってはわからないからこその恐怖なんでしょうね。
ある意味怖い物なしのような存在のトール。
これまでに敵が襲ってきたときに、小林さんを守ることはたやすかったトール。
壊すことはたやすい。
滝谷さんの提案で小さくなって菌を殺すことは？と聞かれてもできるけれど小林さんも壊しそう。
トールにしてもほかのドラゴンにしてもできないことはないと言ってもいいほど、なんでもできてしまう。
けれど1つ、病を治すことはできない。
違うから、知らないから、不安と恐怖を感じる。
これについては人間もドラゴンも一緒なのですね。
大事なものを無くした後悔
忘れられた人形を必死に探すイルル。
それは自分が昔大切にしていた人形を捨てた後悔からでした。
最終的に人形の持ち主は小林さんがネットからオーダーメイドで作っている見せを見つけて、持ち主も分かり届けることができます。
持ち主は高校生の女の子で、周りの友達から子供っぽいと言われたことを気にして、大事にしてくれるかなとわざとおいていったものでした。
イルルは自分の後悔から必死に探して、小林さんに力を借りて最終的に見つかるわけですが、イルルが必死に探したからこそ小林さんも協力できた。
イルルは見た目は子供ですが、生きた年数は相当。
大人になるといろんな後悔があります。
もっとこうしていれば、あの時こうしなければ。
いろんな後悔があるからこそ、大人は子供にアドバイスや話ができるわけですが。
後悔と今を生きる若者、そんなことを考えさせられるような話でした。
「小林さんちのメイドラゴンS」キャスト・スタッフ
それでは「小林さんちのメイドラゴンS」のキャストとスタッフを紹介します。
キャスト
小林さん：田村睦心
トール：桑原由気
かんな（カンナカムイ）：長縄まりあ
エルマ：高田憂希
ルコア：高橋ミナミ
イルル：領内ともみ
ファフニール：小野大輔
滝谷誠：中村悠一
才川りこ：加藤英美里
ジョージー：後藤邑子
真ヶ土翔太：石原夏織
相田タケト：下野紘
スタッフ
原作：クール教信者（双葉社「月刊アクション」連載中
監督：石原立也
シリーズ監督：竹本康弘
シリーズ監督：山田由香
キャラクターデザイン：門脇未来
総作画監督：丸木宣明
美術監督：落合翔子
３D美術：鵜ノ口壌二
色彩設計：秦あずみ
撮影監督：鶴岡陽太
音楽：伊藤真澄・近藤研二・コトリンゴ
音楽製作：ランティス：ハートカンパニー
アニメーション製作：京都アニメーション
製作：ドラゴン生活向上委員会
