アニメ「ソードアートオンライン」第1期・あらすじと感想

2009年に電撃文庫から発売されたライトノベル小説「ソードアートオンライン」

その後2012年にアニメ化され、その後も続編が作られています。

今回はその中でもアニメ化第1期「ソードアートオンライン」についてあらすじと感想を紹介していきます。

ソードアートオンライン第1期あらすじと感想

ソードアートオンライン、略してSAO(sword art on-lineの頭文字)は2012年にアニメ化されてから現在2021年までに3シリーズのアニメを放送してきました。

最初の第1期は全25話と特別番組1話で放送されました。(VODコンテンツで見る場合は25話のみ視聴可能な場合もあります。)

アニメの第1期は原作小説の4巻までのアインクラッド編からフェアリィ・ダンス編までの内容になっています。

ソードアートオンライン第1期あらすじ

ソードアートオンライン第1期は2つの編に分かれています。

アインクラッド編(第1話~第14話)とフェアリィ・ダンス編(第15話~第25話)の2つです。

それぞれのあらすじを紹介しましょう。

アインクラッド編/あらすじ

2022年、ナーブギアと呼ばれる装置を頭につけることで仮想空間へのフルダイブ技術が開発され、実現した。

このフルダイブ技術を使った初めての本格的VRMMORPGゲーム「ソードアートオンライン」が発売され、正式サービスが始まる。

主人公キリトもゲームを楽しみゲーム内で出会ったクライン共にプレイするのだが、ログアウトボタンがどうしても見つからない。

全プレイヤーが強制転移で同じ場所に集められると「ソードアートオンライン」の開発者である茅場昌彦が現れこう宣言する。

「これはゲームの不具合ではない、ソードアートオンライン本来の仕様である」 「今後ゲームにおいてあらゆる蘇生手段は機能しない、ヒットポイントがゼロになった瞬間、諸君らのアバターは永久に消滅し、同時に、諸君らの脳はナーブギアによって破壊される」

つまりゲームにおいての死は現実世界の死であり、無事に生還する方法は第100層までフロアボスを倒しゲームをクリアすることのみとなった。

プレイヤー全員が置かれたこの状況を誰よりも早く理解したキリトはソードアートオンラインの世界に身を投じていき・・・。

フェアリィ・ダンス編/あらすじ

ソードアートオンラインをクリアしてから2カ月。

キリト(桐ケ谷和人)を含め、ソードアートオンラインを生き残った者も現実世界に帰還することができた。

しかし、あすな(結城明日奈)を含め、いまだ300名のプレイヤーは意識を取り戻しておらず、その後も眠り続けている。

キリトはアスナのもとへ欠かさず見舞いへ行くが意識を取り戻す気配がない。

ある時、SAOを共に生き抜いたエギルからアスナに関する情報が舞い込む。

それは「アルヴヘイム・オンライン(ALO)」というVRMMORPGゲームの中にある世界樹の頂上に、鳥かごの中にとらわれるアスナらしき姿であった。

キリトはアスナを取り戻すために「アルヴヘイム・オンライン」の世界にダイブする。

ソードアートオンライン第1期「感想・見どころ」

それではソードアートオンライン第1期の見どころと共に感想を紹介していきます。

この記事内では極力ネタバレは避けるようにしていますが、若干のネタバレはありますので、ネタバレが嫌な人は飛ばして下さい。

見どころ1【心理描写】

ソードアートオンラインの第1期、アインクラッド編とフェアリィ・ダンス編はかなりシリアスな内容になっています。

最初のアインクラッド編はゲーム内で死んだら現実世界でも死んでしまうデスゲーム。

主人公のキリトはかなり強い剣士なのですが、それでも何度か死の危機を迎える場面がありますし、中には死んでいくキャラクターもいます。

見ている側としてもかなりヒヤヒヤする場面もありますね。

それはソードアートオンラインの心理描写がとても面白いからだと私は感じます。

ソードアートオンラインの原作はライトノベルで、ライトノベルを原作とした作品の中には説明が長々としていてアニメを見ているのに小説を読んでいるような気分になるものもあります。

ですがソードアートオンラインはそこまで長々とした説明はなく、その分心理描写がこまめに描かれています。

それは言葉やセリフだけではなく、表情などの絵の部分でも感じさせられます。

もちろん声優さんの技量もなのですが、アニメの制作スタッフの素晴らしさも感じます。

アニメのキャラクターの動き1つも滑らかで見ている側にストレスがありません。

だからこそ心理描写が見ている側に入ってきやすいんですね。 もちろんシリアスな心理描写以外にも、幸せを感じさせる描写も見どころです。

それは内容のシリアスさが影響して余計に引き立てられています。

シリアスなシーンばかりだと見ていてもだんだん慣れてきてたんぱくになってくるものですが、ソードアートオンラインはデスゲームの中でおよそ2年もの間、戦い、生活しています。

するともちろん日常的な生活シーンや、友情や恋愛などのシーンもあります。

途中主人公キリトはソードアートオンラインの中で出会ったアスナと結婚したり、人工知能プログラムであるユイが2人の子供のようになって。

ユイが「パパ」「ママ」とキリトやアスナを呼ぶところは微笑ましく・・・。

こういった日常のような、サバイバルデスゲームの中にいることを忘れてしまうようなシーンがより一層シリアスなシーンを際立たせ、また、逆も然りと。

これは第2次世界大戦中の広島を描いた「この世界の片隅に」と少し通じるところがあるように感じます(もっとも「この世界の片隅に」のほうがより現実的であるため比較することが正しいかというのはありますが)

見どころ2【絵の美しさ】

ソードアートオンラインの見どころのひとつとして、絵の美しさがあります。

単純なビジュアルの美しさというだけの話ではなく、戦闘シーンにしても生活シーンにしてもとても滑らかな動きをします。

例えば剣を振るうシーンはもちろんですが、握るゆっくりな動きや、服・髪の毛がなびくところ、その一つ一つが滑らかです。

突っかかるところがある作品だと、内容が良くても気になってしまうのですが、それがない。

そのおかげで内容に集中して見れるんです。

そして日常シーンにおいては、光のきらめきの描き方がきれいなんです。

最近の作品はきれいなのは多いですが、その中でもかなりきれいだと感じます。

戦闘シーンにおいても、ところどころのアクションに光を入れた表現があり、その描き方はとても美しく、所によっては描き方の部分に魅入ってしまいます。

ソードアートオンライン第1期キャスト・スタッフ

それではソードアートオンラインのキャスト、並びにスタッフの方々を紹介します。

ソードアートオンライン第1期キャスト

キリト(CV:松岡禎丞)

アスナ(CV:戸松遥)

ユイ(CV:伊藤かな恵)

シリカ(CV:日高里菜)

リズベット(CV:高垣彩陽)

クライン(CV:平田広明)

エギル(CV:安元洋貴)

茅場晶彦(CV:山寺宏一)

ヒースクリフ(CV:大川透)

サチ(CV:早見沙織)

菊岡誠二郎(CV:森川智之)

リーファ(CV:竹達彩奈)

須藤伸之(CV:子安武人)

ソードアートオンライン第1期スタッフ

原作/川原礫

原作イラスト/abec

監督/伊藤智彦

キャラクターデザイン/足立慎吾

サブキャラクターデザイン/川上哲也

総作画監督/足立慎吾・川上哲也

アクション作画監督/柳隆太・鹿間貴裕

メインアニメーター/斎藤敦史

モンスターデザイン/柳隆太

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まとめ

ソードアートオンラインは2021年現在までで第3期まで放送されており、第1期は「アインクラッド編」と「フェアリィ・ダンス編」の2編で全25話になっています。

シリアスな内容と共に心の温まる部分もあり、見どころあふれる物語です。

絵もアニメーションの動きもきれいなので、是非お勧めしたい作品です。

ソードアートオンライン第1期あらすじと感想のアイキャッチ画像
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